日記

2026年5月17日(日)十種類くらいのことを考える

今年始まったゼミで来月から文献購読・発表を行うので、そのお手本的なものを作らなければならなくなった。しかし、普段なら1時間程度で読めてしまうはずの論文がいつまでも読み終わらない。発表のためにメモを取りながら読んでいるにせよ、文献を離れて考える頻度があまりにも多く、一向に読み進められない。作業の心理的負担が大きいので、すぐに集中できなくなるし、中断した作業に手をつけられない。そんな数日を過ごして、やっと今日終わった。

文献購読・発表のデモンスレーションとガイドを振り返ってみると、読みながら少なくとも十種類くらいのことを同時に考えていたらしかった。文献を自分で理解するための内容の言い換え、内容に対する純粋な疑問、自分で理解できる内容が学生にどれくらい理解できるかの推量、学生には難しいであろう内容の言い換え、文献の内容を私が引っ張ってきた事例Aに当てはめられるかの検討、事例Bに当てはめられるかの検討、文献を他の事例に当てはめるということ自体の位置付け、文献を読む方法、レジュメの作り方、文献購読の意義……。これだけ考えることが多ければそれは疲弊するだろう、と思った。