2026年7月2日(木)「温かい冷や汁ですね」???
初めてケータリングした。単純に料理を出す実力はないので、(おしのぎを提供しつつ)三種類のおいしさについての研究発表を聞いてもらった上で、きゅうりを使って味を感じ取るためのワークショップをして、きゅうりのフルコース。きゅうりの水餃子とフェンネルの水餃子、きゅうりの薄切り、きゅうり丸かじり、きゅうりの薄切りとミント、うりの塩揉み、きゅうりのにんにく炒め、鱧きゅうり、きゅうりと豆腐と茗荷の味噌汁・きゅうりの塩揉みと陳皮・きゅうりの泡菜・ごはん。
きゅうりのミントにみんな驚いていて、驚かれたことに驚いた。だけど、確かにきゅうりとミントはそれほど一般的ではないかもしれない、と納得した。
それに比べて、きゅうりと豆腐と茗荷の味噌汁を「温かい冷や汁ですね」と言われた時には困惑した。冷や汁のことがまったく念頭になかったので意表をつかれた、ということはわずかにあったが、なぜきゅうりと豆腐を主な具にして、茗荷を載せただけの味噌汁を、いろんな文脈を圧縮した固有名詞を捻った形で名指さなければいけないのかわからなかったから。
今考えれば、親切に作り手の意図を読んでくれようとしたのだと思うし、その親切には感謝するしたい。だけど、そのとき反射的に思ったのは、「みんな料理を料理名に当てはめて理解したがるし、だからきゅうりにミントを合わせるとかきゅうりを味噌汁に入れるくらいありふれたことができないんだろう」ということだった。これはこの場を超えて、私が取り組むべき課題。